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　まず、パターンを作成し、これを実行してみます。GIMPのパターンは、様々なサイトで紹介されていて、その殆どはFreeでダウンロードできます。最後に、作成したパターン及び、既存のパターンの内部の色の変更も行ってみます。

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	完成画像。
使用するパターン パターンでの塗り潰し（シームレス化なし）	パターンの作成 Step 1 　適当なパターンを作ります。ここでは 左図-上 を利用しましたが、わざわざパターンを作るのが面倒なら、文字入力でも差し支えありません。パターン作成方法は、いささか面倒なので割愛します。 　左図-上がパターンにする画像。左図-下がタイリングした図です。 　筆者の作成したパターンは以下に置いてありますので、自由にご利用ください。 　上記サイトのパターンを利用するのであれば、”Download this.”の直下にあるパターンをクリップボードにコピーし、 ファイル＞画像の生成＞クリップボードから生成で、新規イメージを作成します。 　このプロジェクトを、パターン プロジェクトと呼ぶことにします。
シームレス化したパターン シームレス化していないパターン	Step 2 　パターンをシームレス化します。 1/　背景が白なので、透明に変換します。 貼り付けられたレイヤーを右クリック＞アルファチャンネルを追加 [NOTE]　アルファチャンネルが既に存在する場合はスキップします。 2/　イメージ内部の白い部分を、色域を選択ツールでクリックし、白色部分を選択します。 次に、 編集＞消去　を実行し、白の領域を透明にします。 3/　パターンの連続性を保証するため、パターンをシームレス化します。 フィルター＞マップ＞シームレス化
シームレス化なし シームレス化あり	Step 3 　パターンの保存と塗りつぶします。 1/　パターンが作成できたので、任意の名前で作成したパターンを保存します。拡張子は、”.pat”。ここでは、coraborateAsteroido.pat として保存しました。 　保存先は、GIMPのメニューから、編集＞環境設定　で、ダイアログを開きます。左側のペインで「フォルダ」を選択し展開した後「パターン」をクリックすると、右側にパターンの読み込み元が表示されていますので、指定された場所に保存します。 2/　保存終了後、パターンダイアログの底部にある更新ボタンをクリックします。保存したパターンが表示されます。 3/　300×300px、背景色：白、で新規画像を作成。塗りつぶしツールのプロパティを以下に変更して塗りつぶします。 設定： 塗りつぶし方法＝パターン パターンの種類＝作成したパターンを選択 　左図は、シームレス化した場合とシームレス化しない場合での塗り潰しの相違です。 　このプロジェクトを、タイリング プロジェクトと呼ぶことにします。
色を変更したパターン 色を変更したパターンでの塗り潰し	パターンカラーの全面変更 Step 4 1/　パターンの色を全面的に変更するために、選択範囲を作成します。パターンプロジェクトで、 パターンレイヤーを右クリック＞不透明部分を選択範囲に 2/　描画色を任意の色に変更し、選択範囲を塗りつぶします。 編集＞描画色で塗りつぶす 3/　パターンとして保存します。作例では、Changed Color.pat として保存しました。 4/　タイリングプロジェクトに移動し、今作成したパターンで塗りつぶします。 左図-上が色を変更したパターン。左図-下がパターンによる塗りつぶしです。
色の一部を変更したパターン 上のパターンでの塗り潰し	パターンカラーの一部変更 Step 5 ここでは色の一部を変更します。 1/　パターン プロジェクトで、スポイトツールでパターンの可視部分をクリックします。その色が描画色に設定されます。 2/　選択した部分の色を変更します。 色＞マップ＞色交換 　・　色交換ダイアログの「元色」は現在の描画色が設定されています。パターンの、この色の部分が変更されます。 　・　「交換色」は、任意の色を設定します。プレビューに色交換後のパターンが表示されます。気に入らなければ別の交換色に変更します。OKボタンを押して実行します。 3/　パターンを保存します。 4/　タイリング プロジェクトに移動し、今、保存したパターンで塗りつぶします。 　左図-上が色を変更したパターン。左図-下がパターンによる塗りつぶしです。
オリジナルのterraパターン 選択されたパターンの名前とサイズの表示 Step1-3　脱色した状態 Step1-9　完成したパターン 作成したパターンでの塗り潰し	既存のパターンの色の一部を変更する Step 6 ここでは既存のパターン”terra”の色を変更してみます 1/　パターンダイアログで”terra”を選択します。パターンダイアログ上部にパターンのサイズが表示されるので、このサイズで新規画像を背景透明で作成します。レイヤー名を変更します。 レイヤー名＝terra 2/　バケツツールを以下の設定で実行します。 設定： 塗りつぶし方法＝パターン パターンの種類＝terra 3/　脱色します。 色＞脱色　で光度を選択。 4/　新規レイヤーを作成し、一番下のレイヤーにします。 レイヤー名＝BackColor 5/　BackColorレイヤーを任意の色で塗り潰します。 6/　terraレイヤーの不透明度を50に変更します。 7/　terraレイヤー選択状態で、スポイトツールで黒い線の部分以外をクリックします。この操作で描画色が変更されます。 8/　選択した色を透明に変換します。 メニューの　色＞色を透明度に 開いたダイアログで、描画色を色の指定部分にドラッグドロップします。この色が透明に変換されることになります。プレビュー確認して、OKボタンを押します。 9/　完成した画像を良く見ると、テクスチャは残っています。 10/　terraレイヤーの透明度を適当に調整し、二つのレイヤーを統合して、”.pat”として保存します。 完成です。